戦後飛躍的な経済発展を遂げた日本。
我々が生まれ育ったこの大川においても、基幹産業を中心に過去大きな経済成長を遂げました。我々は豊かな時代に育ち今ここに生きています。
しかしながら現在の我々をとりまく環境は決して豊かではないように思えます。経済においては、2008年の米国金融危機を発端とした世界的な景気後退が引き金となり、日本国内においても企業収益及び資金繰りの悪化に伴う失業率の増加等、多くの問題を抱え未だその後遺症に多くの人が苦しんでいます。社会環境においては、多種多様な情報の氾濫による非行の低年齢化、いっこうに減らない自殺者の数、そして不安定な政治等、不安要素を挙げればきりがありません。
我々が住むこの大川においても、年々税収は減少し、人口の減少と過疎化における高齢化の問題、そして失業率の増加等、様々な問題を抱えています。蔓延するこれらの不安要素に蝕まれて、この大川とここに住む人達の元気が失われているような気がするのは私だけではないと思います。
大川とここに住む人たちが元気になるために、そして未来を担っていく子供たちのために我々は今ここに英知と勇気と情熱をもって真剣に青年会議所運動に取り組まなければなりません。我々青年がこの大川の事をどれだけ真剣に考え、永続的な行動に移せるかに大川の未来は託されているのです。
時代を担う責任世代として柔軟な発想と決して屈しない強固な精神をもって、明るい豊かな社会づくりに取り組んでいく必要があります。そのために、まずは自らがしっかりと学び同志と強い絆を築き、時にはプレーヤーとして時にはサポーターとしてこの大川が活力を取り戻すために一歩一歩突き進んで参りましょう。
2009年1月総会において公益社団法人格取得の意向を表明して以来、取得のための調査・準備を行って参りました。本年は公益社団法人格取得の実現に向け更に取り組んで参ります。この地域(まち)の人たちに必要とされる公益性の高い事業を行い、この地域(まち)の利益を第一に考え行動して参ります。
この地域(まち)と未来の子供たちのために、高い志をもって我々青年が率先して行動を起こし、それを継続していくことは非常に重要であります。しかしながら、我々がどれだけ家庭や会社の時間を犠牲にしながら事業に取り組んだとしても、我々の運動が外部の方に認知されず、協力を得られなければ明るい豊かな社会の実現は程遠いものとなってしまうことも事実です。従来の広報手段のみに捉われずその場面に応じたより効果的な広報手段をデジタル・アナログの双方にて模索し、より多くの皆様方に(社)大川青年会議所の活動・運動を知って頂くと同時にタイムリーで有効的な情報発信を確実に行って参ります。また青年会議所は会議の在り方を勉強する場でもあります。しっかりとした事業計画が出来ていないと我々が提唱する運動をより効果的に展開していくことは出来ません。メンバー一人ひとりが会議方法を学べる環境づくりを行って参ります。
いつから人と人の関係が希薄になった、と言われ始めたのでしょうか。また、その原因はどこにあるのでしょうか。人間関係の希薄さの誘因としては、核家族化、価値観の多様化、ニート・フリーターの増加など様々なものが挙げられる一方、それらとは別に、個人が人間関係をうまく形成できないといった精神面での未成熟さ等もあるかもしれません。
地域(まち)づくりには必要なものが数多くあります。景観づくりから人材づくりまで様々であり、本当の意味での地域(まち)づくりにはすべてが必要です。しかしながら、我々が今すぐにやらなければならない地域(まち)づくりとは、人と人の心が通う地域(まち)づくりだと考えます。人と人の心が通い会えば、自然と笑顔が溢れ、想いやりの心も醸成されます。
創立40周年の際に提唱しましたアクションプラン2009の一つであります「ボランティアを中心とした地域(まち)づくり」では、ボランティアを行っている方達との関わりが主でしたが、本年は従来のボランティア団体の方達とあわせ、様々な団体や個人の方達とも事業や活動を通じて交流を深め、より良い地域(まち)づくりという同じベクトルに向って協力しあえる環境を整えて参ります。そして、「笑顔と想いやりの心が溢れる輪」が広がる土壌作りを目指し、率先して行動して参ります。
我々が日本と地域(まち)の未来を考えるとき、様々な夢を抱きます。そして、それを実現できるか否かはその時代を担う人材次第であることは明白であり、人間力豊かな人材が多いほど地域(まち)は明るく豊かであるといっても過言ではありません。人材は地域(まち)の宝(人財)なのです。
今後ますますグローバル化が進む中で、未来を担う人財である今の子供たちは国際社会において、日本人としてのアイデンティティがより必要になってくることでしょう。国際感覚と日本人としての道徳観や美徳感、そして生まれ育った地域(まち)への愛郷心を子供たちに育ませることは、日本と地域(まち)の未来を担う人財の育成という意味でも欠かせないと感じています。
(社)大川青年会議所は1995年より「出会い、発見、夢・感動」をテーマに未来人スクールを開催してきました。そして昨年は初の試みとして、更なる青少年育成事業の充実を図るために年間を通した事業に移行しました。本年は昨年までの経験を活かし、従来の「地域(まち)を想う心」、「人を想いやる心」を基本柱として、未来を担う人財の育成に重点をおいた宿泊型研修「未来人スクール2011」と年間を通じた寺子屋事業(仮称)を開催いたします。
いうまでもなく地域(まち)は人で構成されており、良い地域(まち)を創造するためには良い人財が豊富でなければなりません。また我々は未来を担う子供たちに誇れる大人でなければなりません。子供は社会を映す鏡です。 子供問題を真剣に考えるのであれば、子供を変えるのではなく,我々大人が変わり、社会が変わらないと解決できません。まずは我々大人が真剣に学び、学んだものを実践していくことが地域(まち)づくりを行う上で、そして子どもに誇れる大人であり続けるために重要なのです。更に我々は地域(ちいき)経済を担う青年経済人でもあります。青年経済人として常に学び、学んだものを各企業内外で実践して地域(ちいき)社会に貢献することは、我々青年経済人としての責任ともいえます。
より良くなることを止めてしまうと、今のレベルを保つこともできなくなる。
オリバー・クロムウェル(英・政治家)
常に周りの環境は変化しています。人は向上しなければ現状維持すら難しくなります。現状維持ではなく、向上心を持ち人間力アップに努めましょう。
私はこの地域(まち)はまだまだ我々青年の力次第で活力を取り戻せると信じています。青年の力とは個人の想いと行動力は勿論のこと、同じ想いの基にどれだけ多くの仲間が集い、議論し共に行動が出来るか、ということであろうと考えます。
我々青年会議所は明るい豊かな社会の実現が叶う迄、永続的に活動・運動を行っていきます。しかし、会員が減少し続け団体としての存続さえも危うい状況になれば、それを成し得ることも難しくなります。今、本当にこの混沌とした時代を切り拓き、明るい豊かな社会の創造を真剣に考えるからこそ、会員の拡大が必要なのです。明るい豊かな社会の実現に向けて、一人でも多くの同志を増やせるよう積極的に活動して参ります。
2005年、大川市長選立候補表明者によるローカルマニフェスト型公開討論会に始まり、大川市長をはじめ関係各位のご協力により、毎年ローカルマニフェスト検証大会を実施しマニフェストサイクルを一巡させる事が出来ました。しかしながら、ローカルマニフェストサイクルを一般の方々に幅広く認知して頂いているのか、という点ではまだ実現できていないのも事実です。本年度も市民と行政が一体となった地域を目指し一人でも多くの皆様に認知をして頂き、協力を得られるよう粘り強く推進をして参ります。
青年会議所は常に学びの場です。「己を知り、自らを律し、学び、行動する。」そして共に学び、活動する同志がいます。明るい豊かな社会を実現するという大きな使命に生きる中で、楽しい時ばかりではなく、時には辛く、くじけそうになる時もあるかもしれません。しかし、その中でお互いに励ましあい、共に切磋琢磨していくからこそ、真の友になっていくのだろうと思います。それが出来る環境が青年会議所にはあります。メンバー全員が多くの絆を作りお互いを高め合える環境づくりを目指して参ります。
我々は限られた時間に生きています。過ぎ去った時間は二度と戻りません。かけがえのない時間を胸に刻み、我々が愛するこの地域(まち)、家族、そして未来の子供たちのために、命を燃やし、今を生きましょう。
人生は、もっとよい世界を切り開こうとする場合に、初めて生きがいあるものとなる
(ドワイト・D・アイゼンハワー)